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クラウド時代の産学連携~京都大学とISAOが開拓する新しい文教市場

京都大学

Chatbot 導入支援 運用支援
京都大学 サービス名 導入大学 URL
子育て支援チャットボット 京都大学 詳細サイト

ISAO_Ishihara
写真右から
京都大学 学術情報メディアセンター 小山田 耕二教授
株式会社ISAO クラウドエンジニア 秋山 康平氏
アプリケーションエンジニア 堀田 和也氏
ドレッド営業 石原 裕介氏

ISAOの概要について

―― まず会社の概要についてお教えください。

ISAO_Member

石原

新しい産学連携

―― 協業のきっかけは何だったのですか。

石原
インターネットの検索でISAOを見つけていただいたとのことで、小山田先生から連絡をいただきました。
今回のプロジェクトの背景には小山田先生の研究がありますので、詳細は先生から説明していただければと思います。

ISAO_Member
小山田
私は学術分野の出身ではなく、1985年から1998年まで日本IBMで過ごした後に京大で研究する機会を得ました。
IBMの時代から「可視化」を研究のテーマとしていて、現在はCOI (センター オブ イノベーション) プログラムの一環として「子育て」の分野でAIの活用方法を研究しています。
京都の精華町で実施したヒアリングから「仮想おばあちゃん」というチャットボットの開発プロジェクトが発足しました。
これは、赤ちゃんの心理を可視化しようということで、赤ちゃんの泣き声や映像を元に赤ちゃんの状態 (泣いている原因など) を分析して保護者にガイドを提供することを始めとして、子育てに関するQ&Aを提供することを目的としています。

その際、テキスト・ベースの会話データ、赤ちゃんの音声と映像、さらに母親のバイタル・データ (母乳や唾液の状態など) の多様なデータを収集および分析する必要があるので、堅牢なインフラストラクチャと非構造データを扱うことのできるデータベースが不可欠です。
その分野で支援してくれる企業をインターネットで検索したところ、ISAOさんが見つかりました。
話をしてみると、マイクロソフトのAzureに精通しているということで、私の先輩もマイクロソフトの研究所で言語処理に携わっていたので私なりの「マイクロソフトのイメージ」があったこともあり、協力していただくことになりました。

―― それまでお互いに何かしらの接点があったということではないのですか?
      
小山田
先ほど言ったようにビッグデータの処理が可能な非SQLデータベースというキーワードでインターネットを検索してISAOさんが見つかったというのがきっかけです。

          

workshop

石原
ISAOはAzure活用に関しての検索結果でかなり上位にリストされますが、それまで文教関係のお客様から問い合わせをいただいたことはほとんどありませんでした。
通常は、受注したインフラストラクチャやソリューションを納品してプロジェクト完了となるのですが、小山田先生のお話を聞いて、このプロジェクトはコンサルティングからシステム構築、そしてその後の監視とAIのトレーニングまでが必要になると考えて、先生の研究室の学生さんたちとのハンズオン形式での開発を行うことにしました。
私たちが先生の研究室にお邪魔して、メンター的に学生さんたちを指導してアプリを開発してもらうという形式です。
実際に私たちが研究室に出向く機会は限られるので、学生からの質問にはオンラインでのサポートも提供しました。
そういった意味では、私たちが持っている技術を先生の研究室に展開したという意味合いもあったと思います。
      
―― 従来の産学連携とはかなり質を異にしますね。

小山田
私が日本IBM出身の研究者であった点も大きいと思います。一般的な大学の研究者は、このようなアプローチは取りにくいかもしれません。

石原
小山田先生の研究室で立てた計画を基にISAOがインフラストラクチャを担当し、研究室の学生さんにフロントエンドのアプリを開発してもらいました。
Microsoft Azureをプラットフォームとして使用したので、開発作業を効率的に進めることができました。

秋山
「仮想おばあちゃん」は LINEに組み込まれたチャットボットです。
主な機能は2つあり、1つはテキスト・ベースの質問に対してホームページなどに掲載されている情報を提供するというもので、もう1つは乳児の泣き声から乳児が泣いている原因を分析して保護者に対処方法をガイドするというものです。

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